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テイスティングポテトの黄金崎農場日記
 

本年もよろしくお願いします。

皆さま、新年おめでとうございます。

昨年は各関係の方々に大変お世話になりました。

本年もおいしい農産物を生産していける様、一同邁進していきたいと思っております。

おかげ様で、年末年始はゆっくりとしたお休みをいただき

年明けから、リフレッシュして取り組んでいきます。

さて、暖冬で雪が少ない中、雪んこ人参の収穫が始まりましたが

同時に雪中キャベツの収穫も行っております。

人参同様に寒さで甘さが増しており、雪の湿度によって水分も保たれており

冬ならではのおいしい食材の一つです。

危うく、雪から頭が出てしまいそうなのが悩みですが

大雪でもなく程よく雪が積もってほしいものです。

人間ってわがままですね~。


農場のアイドル!?

年内の各作業もそろそろ終了が見えてきていますが

今シーズン、某菓子メーカーとタイアップで発売される

雪んこ人参チップ(名称未決定)のPR用に撮影隊が来て

グラビアアイドルばりに色々な角度からシャッターを切られていました。

撮影と聞いていたものの、担当の方が来てデジカメでパシャパシャ撮っていくぐらいに

想像していたのに、プロのカメラマンが来たりと

その気合の入り様に驚きました。

やはりこういうことにはしっかり時間と労力を費やさなきゃなぁと実感しました。

うちの人参ちゃんたちの映り具合は乞うご期待ですね。


今季の人参開始です

こんにちは。

今年は12月に入ったというのにいつもの冬のように寒波がまだ来ず

大根も凍結することなく、無事に終えることができました。

続いて、いよいよ冬のお仕事の人参収穫が今秋から始まっています。

といっても、雪下から掘りあげる『雪んこ人参』でなく

とある先から契約で栽培を依頼されている『こいくれない』という

人参なのにカロテンではなくリコピンがたっぷり含まれている人参です。

特徴は味はもちろんのこと、その鮮やかな紅色で人参洗浄後は見事な色をしています。

ご興味のある方はどうぞお問い合わせください。

また、定番の『雪んこ人参』は年明けより開始予定です。

今季は大手菓子メーカーとのコラボも予定しており、乞うご期待です。


白銀の世界

全国的に時期はずれの温暖な日が続いていますが

津軽地方でも時折雪が降るものの、この時期としては暖かく推移しています。

毎年、この時期になると漬物用大根の収穫が大詰めとなり

収穫終了が先か、寒波で大根が凍ってしまうのが先かといった追込みの時期となります。

漬物用大根は、収穫したものを洗浄、塩蔵したあと漬物メーカーへと徐々に出荷されていくのですが

その漬け込み用タンクも今シーズンは豊作とあって、満杯状態です。

そこで急遽、普段は使っていないタンクも稼働させて漬け込んでいます。

写真は塩を使って漬け込みをしている様子です。

靴で直に上に乗っていますが、しっかり洗っておりますのでご心配なく。

写真だけ見ると雪上で遊ぶ人達のようですね。

漬けるために使用する塩の量にも驚きです。

 


10t獲りに挑戦

今年は全体的に豊作傾向となっておりますが

写真にて秋田谷専務が手にしているものは『象牙』ではなく

漬物用白首大根です。『干し一番』という品種で

播種後100日で重量2.3kgを超えていました。

10アールあたり5500本作付するので

製品率を80%と見積もっても10アールあたり収量は

10tを超えてきそうです。

収量が多いということは百姓としては喜びも大きいことですが

この大きくて重たい大根を収穫しているスタッフは

腱鞘炎になったりと、苦労していただいています。

また、大豆でも多収性の『ミヤギシロメ』という品種を作付けしており

樹は太く、さや数も多く収量が多そうです。

味もとても良く、青森県の在来種の毛豆のようで、枝豆としてもとても美味しいです。

難点は晩生であるため大豆として収穫できるのが先か、雪に埋もれてしまうのが先か

というくらい時期が遅いことです。

じっくりと育った作物はどの品目でもしっかりしており、美味しいものですね。


善玉菌投入

岩木山も中腹位まで雪で覆われ、岩木山の圃場もいつ雪が降ってもおかしくない時期となってきました。

そんな中、雪が積もるまでの残された時間を使い来季に向けての準備もおこなっています。

写真はブームスプレーヤーという機械で、作物に農薬などを散布する機械なのですが

この機械を使って微生物資材を散布しています。

その微生物というのは納豆菌・乳酸菌・酵母菌・光合成細菌などといった

作物や、人間にとっての有用菌で、土中を善玉菌優勢の状態にし

収穫物の残渣などを雪の下でゆっくりと分解してくれます。

土の中は動物の腸内と全く同じで、善玉菌と悪玉菌のどちらが優勢かによって

その菌の生み出す物質が影響して作物に様々な影響を与えるんですね。

われわれ生産者はそんな環境を整えることが仕事なんだと常々感じます。


マルチ回収

上の写真は何かといいますと、レタスを栽培する際に使用していた

ポリマルチの片付けの様子です。

レタスで使用している白マルチの役割は様々ありますが、大きなものとして

雑草の抑制、土壌水分の保持、地温の抑制、土の跳ね上がり防止などがあります。

他作物に比べると、マルチを張る作業や片付け作業など手間がかかりますが

高温、多雨の日本の夏の気候ではこれなしというわけにはいきません。

綺麗に収穫が済んだ後の片付けだと気持ちも乗りますが、

色々な理由により収穫できずに、作物が残った状態での片付けだと

気持ちも良くない上に、一度刈り取ったりする手間も増えてしまいます。

そういう面では今季は気持ちよく片付けられていると思います。

ちなみに生分解マルチという、土に還る素材で出来たものもあるのですが

ポリ素材に比べ3倍ほどの価格がするために、この片付けや処分料のコストを

考えてもなかなか手が出ないのが実情です。

CO2削減などの観点からいっても、せっかくの良い資材を

国などが後押しして使えるようになっていくといいのですが。


畑のフジツボ

この野菜、皆さんはご覧になったことありますか?

数年前から直売所などで見かけるようになってきましたが

『ロマネスコ』というアブラナ科の野菜でカリフラワーの親戚です。

幾何学模様が綺麗なものの、食欲がわくかというとそうでもありませんが

味・食感ともにかなり良です。

キャベツ畑の隅に試験半分、興味半分で栽培してみました。

忙しさの中の遊びゴコロ、大事にしたいですね。


開拓魂

皆さんは開墾ってご存知でしょうか。

開墾とは山林などを開拓して田畑にすることなのですが

黄金崎農場でも3年ほど前から本格的に開墾作業を行ってきました。

今年は鰺ヶ沢地区と弘前地区の2ヶ所で開墾作業を行いました。

写真は開梱作業前と作業後のものです。

作業前の写真を見ても畑になるなんて想像もつきませんが

ブルドーザーやバックホーなどで木を倒し、整地し

更にパートさん達に石や木の根を拾ってもらいようやく畑として使用できるようになります。

鰺ヶ沢地区は石に悪戦苦闘したものの、立派な大根を収穫することができました。

弘前地区での開墾作業は現在も進行中です。

日本中で耕作放棄地が増えていることと思いますが

一度山林に戻ってしまった畑を戻したり、それを管理する人材が

圧倒的に少ないのが現状です。

微力ながら地域貢献、また立派な作物が育つ畑を作れるように頑張っていきます。


ベトナムから実習生

来年4月から新たにベトナムより6名の実習生が来場予定です。

社長の佐々木がベトナムのハノイでメンバーの面接を行ってきました。

既に日本語学校で、日本に行くべく勉強しており日本語での面接をしてきました。

非常に若い年代が多く、驚いたとのことでした。

中国からの実習生と並びベトナムからの実習生も出動することになるので

戦力アップに期待大とともに国際色豊かな作業現場となりそうです。