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テイスティングポテトの黄金崎農場日記
 

農場ポテチ発売!!

黄金崎農場の本社事務所がある深浦町では

天然の本マグロを使ったご当地グルメの

『深浦マグロステーキ丼』が大ヒット中ですが

その浸けだれに使用されている三種のタレの中で一番人気タレ味の

ポテトチップスが新発売になりました!!

もちろん原料のジャガイモには黄金崎農場産の『トヨシロ』を使用。

パッケージには深浦農場の畑の写真や農場の位置図、農場の40周年記念の

ロゴも入り、私も食べてみましたがあっという間に一袋ペロリ。

原料の美味しさと絶妙な組み合わせ、一箱(3袋入り)で600円。

深浦町役場観光課及びマグロステーキ丼提供店舗にて購入可能です

皆様是非ご賞味くださいませ。


冬も間近

6月の更新を最後に日々、収穫作業に追われ気付けば

今シーズンもあと少しで冬を迎える季節となってきました。

もう少し余裕というか、ゆとりを持ってこちらの方も更新していくべきですね。

これまでの流れを簡単にご説明しますと

今年は春からの気候が暖かかったために

収穫が7月上旬からスタートし、7月以降は適度な降雨もあったことから

それまでの干ばつの影響も徐々に解消していきました。

8月はお盆過ぎまでの2週間程は気温が30℃~35℃の高温に見舞われたものの

それを過ぎると比較的涼しくなり、例年通りの津軽の気候であったかと思います。

そのため、作物の品質・収量ともに計画同等かそれ以上となっており

また、販売環境も野菜全般で引き合いが高く

現時点では総じて良い結果となっております。

雪が降り積もるまであと2ヶ月ありますのでまだまだ気を緩めず攻めきります!

それにしても春夏秋冬、どの岩木山もキレイで素敵です。

 


待望の雨、でも足りない(ToT)

どうも、更新をまたしてもサボっていました。もとい、あまりに雨が降らずに作業に追われておりました。ヒマなときの方が更新頻度が多いということで、あしからずです。4月中旬から十分な雨というと一度しか降っておらず、日々雨乞いをしておりますがやっとのことで十分でないにしてもそれなりの雨が降りました。これまでは乾燥だったのが一ヶ月後には、イヤというほどの雨が降っていたりするのでなかなか天気ばかりはうまくいきません。そんな乾燥や過湿の条件であっても良い土の箇所は適度な状態で、作物の障害も経度で済みます。結局のところ土作りによって緩衝力を高めるのが農業では大切なのだと、毎年感じさせられています。


パッサパサです

連日快晴のGWで世間が賑わっている中、黄金崎農場では植え付け作業がまだまだ続いております。例年の気候だと6月に乾燥することが多いのですが、今年は4月の中旬から乾燥が続いています。植え付け作業が滞りなく進められるのは良いことなのですが、作物にとっては、定期的にほどほどの雨が欲しいところです。写真はキャベツの苗を定植している様子ですが、畑の土が乾ききってしまっているため、根付くまでは気を抜けません。出荷の日程も決まっているため、どうしても無理やり定植しなくてはならないときは、根付くまでの間、なけなしの潅水をします。膨大な面積の土をたったの1cm湿らすためでも、とんでもない量の水と労力を要します。やはり、自然の雨などの天候は偉大です。そんなわけで人間でどうにもならない部分と、出荷などの人間の都合をすりあわせながら、今日も農作業は続きます。


三つ子の魂、百まで

深浦にて種イモの植え付けが始まったものの、なかなか天候が安定せず植え付け作業は足踏み状態ですが、育苗ハウスでは播種作業が着々と行われております。100%が露地栽培の黄金崎農場のなかでは唯一人間の手でコントロールできる作業です。それだけに管理する人間のさじ加減によって苗の結果が大きく左右される重要な仕事です。写真の苗はキャベツの苗ですが、収穫まで約100日の生育期間のうち30~40日をハウス内で育ちます。これを人間の一生に例えると、育苗期間がいかに大事かわかります。子供の頃からの悪いクセってなかなかなおせないですよね~。まさに三つ子の魂、百までです。


一石二鳥

新年度となり、黄金崎農場でも新入社員を2名迎えることとなりました。社員の若返りも順調に進んでいる一方、我々古株も漫然にならずに心機一転新しいシーズンを迎えたいものです。豪雪の岩木山地区ではほぼ畑の土も見えてきましたが、残りの雪を融かしてしまおうと融雪剤に鶏糞を焼いた灰を散布しました。この灰はリン酸肥料として使用しており、融雪もできて肥料にもなるという一石二鳥の作業です。当農場で使用している肥料は、鶏糞や、焼いた鶏糞(目的成分が鶏糞とは別)、カキ殻、硫酸Ca(石膏ボード)などといったものもあり、肥料分として使えるのはもちろん、通常であれば産業廃棄物として処分しなければならないものなので、業者さんからも喜ばれています。エコでありながら、経費削減にもなりこれまた一石二鳥!?

 


豆じゃが

日記更新をサボっている間にここ津軽でも一気に春めいてきました。深浦の人参も残すところあとわずかとなり、同時進行でジャガイモの畑おこしも始まりました。写真の豆のようなものは何かといいますと、毎年恒例のジャガイモのマイクロチューバというもので、種イモなんです。この種イモを増殖したものをまた種イモとして販売するわけですが、そのためには病気などに感染していないものを育て、生育中に感染した株については抜き取るなどして収穫まで管理していきます。特にこのマイクロチューバは限られた機関でしか作ることのできない試験管ベイビーで、生長点を培養したウィルスフリー状態の種イモなんですねぇ。なんだか専門的な話題となってしまいましたが、いよいよ新年度に向けてスタートです!岩木山の人参も5月末までありますのでお忘れなく!!

 


みんな必死

本日の天気は雨からの下り坂、真冬のような吹雪はないものの春から冬へと逆戻りしております。写真で畑に散らかっているのは人参ですが、これが何かというと『塩害』ならぬ『猿害』により猿に荒らされた人参なのです。猿はジャガイモなども掘り起こして食べてしまうなど、我々にとっては頭の痛い動物でいつも手を焼いております。しかも、今の時期は一年間で最も山に食べ物のない時期ということもあり、猿たちはお腹を空かせているのでしょう。すごい食べっぷりで、自然界で生きていくのは大変なんだと敵ながら感心してしまいました。話は変わって2月に東京で開催された新・農業人フェアに出展した際に、黄金崎農場に興味を持ってくれた茨城県の女の子が昨日から3日間研修に来てくれています。むさい男だらけの現場に女の子がいるだけで現場の空気もなんとなく変わり、皆鼻息荒く仕事に精が出そうです。せっかく大規模農場に来てくれたので、その辺じゃまず乗ることのできないような大きなトラクタにも乗ってもらいましたよ。いい思い出になるといいですね。


おかげさまで40周年

2月27日に黄金崎農場創立40周年記念式典を開催し、約200名の関係者の方々にお越しいただきました。悪天候の中、遠方からお越しいただいた方も大勢おり誠にありがとうございました。皆様からのご祝辞や記念講演によりこれまでの黄金崎農場の歩みを私も内部の者でありながら知ることができました。今回都合が合わずご来場できなかった皆様も含め、大勢の方々に支えられていることを再認識いたしました。後半からはドンチャン騒ぎとなり、そのまま二次会へと流れていきました。50周年へ向かって本日より踏み出していきますのでこれまで同様今後もよろしくお願いします!ところで、佐々木社長十八番の自作歌「いも子の恋」、披露の予定が時間切れの為流れてしまいました‼本人はかなり練習していたようですが…。またの機会をお楽しみに!


あれ?

厳冬期の津軽・・・のはずが、どうしたことでしょう。春です、春。この写真の青空、こんなこと冬には数日しかないのですが白神山地が最高の眺望を見せておりました。もともと雪の少ない深浦では畑の雪も解け、土がもうじき見えそうなほどです。時折強い寒波はやってきますが、完全に暖冬ですね。本当の春も早そうです。先日、農民作家の山下惣一さんの講演を聞く機会がありました。会社組織で農業をしている黄金崎農場とは真逆の、いわゆる村単位での農業観を聞くことができました。暮らしを目的とした農業と企業的な販売・利益を目的とした農業、同じ農業でも様々な点で考えさせられました。どちらが良い・悪いではなく何を目指すのかだと思いますが、食べることを目的に作物を作っている人はどんなに相場が下がろうが、その人にとっての食料としての価値は変わらないと考えると、農産物の価格や価値ってどのように決まるのが正しいのでしょうね。相対?絶対?